そういえばいそうでいなかった

弥一というのは実に単純なアナグラムの末に出来ているHNだったりしますが、苗字は必ずどこかで聞くくらいありきたりだったり（全国の〇〇さんすんません）
なのに、今までオレの周りにはその苗字がいなかったため、学校でもどこでも「〇〇くん」「おい〇〇」みたいに呼ばれていた訳です。

そこに来てバイト先で、同じ名字の人と、違う字を書くけど同じ読み方の人がいたりするんですが。
違う読みの人は本社勤務の社員さんなので、特に問題ないのですが。
もう一人の方は時間帯が同じだけあって結構同時にバイトに入ったりします。
その時に「〇〇入ります」というお約束がある訳ですが。
これが二回連続で聞こえたり、時には「〇〇入ります」「〇〇上がります」と速攻で帰るみたいになったり。（流石に声が違うので判る）
厨房でフードメニュー作ってる最中に「〇〇くん、清掃追加」とかインカムでいわれて混乱したり。（忙しくてテンパっていると素で「厨房です！」と切れそうになる）
挙句、もう一人の方にすら〇〇さんと苗字で呼ばれたり。（いやいや、君も〇〇ですから、と心の中で突っ込みを入れたり）

オレは彼を名前で□□くんと呼んでいるのですが。
彼がバイト先に入ってきた時に、同じ苗字だからということでそうした訳ですが、彼が自分より年上だと知ったのはその数ヶ月後。
今更□□さんと呼び方を変えるのも、なんかに負けた気がするのでずっとそのまま。
年齢の話とか、一番最初にしとくんだったなぁ。

未だに学生気分が抜けきっていないので、後輩＝年下の方程式が崩れない弥一でした。